周囲の声も聞こえないくらい呆然としていたあたしだけど、かなりの人数があたしたちを見ていたらしくいつの間にかアンコールならぬキスコールが始まっていていた。
背中を冷や汗が流れ始める。
まさかこんなコールに応える先輩じゃないよね?
不安に思って先輩を見上げたらなんだか凄く嫌な笑顔。
あたしを抱きしめる腕にも力が入っている気がするのは気のせいじゃないような…。
先輩の顔が近付いてきて…唇が頬に触れる。
途端に大きくなる歓声と拍手。
あたしたちは見世物ですか?
でも…。
唇が触れたのが頬だった事に一瞬ほっとして、次の瞬間少し残念に感じたなんて先輩には口が裂けてもいえないわ。
鳴り止まないキスコールの中、あたしは真っ赤になりながら先輩の腕に抱かれてリンクを降りた。
このときはアイスショーの後、あたしたちがたくさんの人からの他薦を貰って半強制的にコンテストにノミネートされる事になるなんて考えてもみなかった。
その上、気付いたら優勝までしてしまっていたなんて話、きっと誰に話しても信じてもらえないんじゃないかな?
お兄ちゃんの不機嫌の種をまた拾ってしまった気がする。
優勝商品のハワイ旅行に龍也先輩と一緒に行くなんていったらお兄ちゃんは倒れちゃうんじゃないかな?
…一体どうしたらいいんだろう?
背中を冷や汗が流れ始める。
まさかこんなコールに応える先輩じゃないよね?
不安に思って先輩を見上げたらなんだか凄く嫌な笑顔。
あたしを抱きしめる腕にも力が入っている気がするのは気のせいじゃないような…。
先輩の顔が近付いてきて…唇が頬に触れる。
途端に大きくなる歓声と拍手。
あたしたちは見世物ですか?
でも…。
唇が触れたのが頬だった事に一瞬ほっとして、次の瞬間少し残念に感じたなんて先輩には口が裂けてもいえないわ。
鳴り止まないキスコールの中、あたしは真っ赤になりながら先輩の腕に抱かれてリンクを降りた。
このときはアイスショーの後、あたしたちがたくさんの人からの他薦を貰って半強制的にコンテストにノミネートされる事になるなんて考えてもみなかった。
その上、気付いたら優勝までしてしまっていたなんて話、きっと誰に話しても信じてもらえないんじゃないかな?
お兄ちゃんの不機嫌の種をまた拾ってしまった気がする。
優勝商品のハワイ旅行に龍也先輩と一緒に行くなんていったらお兄ちゃんは倒れちゃうんじゃないかな?
…一体どうしたらいいんだろう?



