振り回される聖良の兄の事を想像してフッと笑みがこぼれてしまう。きっととても大切に護られていたんだろう。聖良の純粋さを見ればどれだけ大事にされてきたかが良くわかる。
彼がいたからこそ俺は今の聖良に出会えたんだと思うと超過保護にも感謝したいくらいだ。
でも…
「聖良はお兄さんに護られて大切にされていたんだな。聖良を見てたらわかるよ。でもさ…これからは俺が聖良を護っていくから…お兄さんにはここでバトンタッチをしてもらうかな。」
聖良の肩を抱き寄せて額にキスをしながら言うと聖良は俺を受け入れるように瞳を閉じてくれる。
この表情が凄く好きだ。俺の何もかもを受け入れてくれるような気がして心が落ち着いてくる。
今なら俺も素直に自分の心を聖良に見せられるだろう。
聖良にだけは知っていて欲しいと思う。
俺の心に長い間重く深い晴れることの無い霧をめぐらしている元凶となった女の事を。
彼がいたからこそ俺は今の聖良に出会えたんだと思うと超過保護にも感謝したいくらいだ。
でも…
「聖良はお兄さんに護られて大切にされていたんだな。聖良を見てたらわかるよ。でもさ…これからは俺が聖良を護っていくから…お兄さんにはここでバトンタッチをしてもらうかな。」
聖良の肩を抱き寄せて額にキスをしながら言うと聖良は俺を受け入れるように瞳を閉じてくれる。
この表情が凄く好きだ。俺の何もかもを受け入れてくれるような気がして心が落ち着いてくる。
今なら俺も素直に自分の心を聖良に見せられるだろう。
聖良にだけは知っていて欲しいと思う。
俺の心に長い間重く深い晴れることの無い霧をめぐらしている元凶となった女の事を。



