「聖良の家に行くのに何も知らないで行っちゃ、お兄さんにシバかれかねないからな。今から出られないか?」
『え?随分急ですね。』
「聖良の声を聞いたらすっげ~会いたくなった。少しでもいいから会って話したい。」
『うふふっ…。なんだか嬉しい。あたしも会いたいなって思っていたから。』
「聖良の家はお兄さんがいるんだろう?今日は迎えに行くのはまずいかな。」
『うん、絶対に止めたほうがいいと思う。室温もかなり低下気味だし…。』
「室温?暖房でも壊れているのか?」
『え…?あっいえっ…。何でもないんです。ちょっと独り言…。あははっ、あたしが先輩の家の近くまで出て行きますから場所教えて下さい。」
そう言えば俺が住んでいるマンションの事も聖良には何も話してなかったな。
聖良に限らず暁と響しか知らない事実だし、誰にも話すつもりはなかったけど。
「じゃあさ悪いけど市立武道館まで、出てこられるか?俺の家から近いんだけど…。」
『今からだったら、30分位かかるけど…良いですか?』
「うん、良いよ。先に行って待ってるから。」
携帯を切って、暫し考え込む。
今まで言えなかった事を聖良に話そう。聖良のことももっと知りたい。
身体を求める前に俺達はもっと心を結ばなくちゃいけない。
聖良のこと何にも知らないで結ばれるなんて…やっぱり嫌だもんな。
『え?随分急ですね。』
「聖良の声を聞いたらすっげ~会いたくなった。少しでもいいから会って話したい。」
『うふふっ…。なんだか嬉しい。あたしも会いたいなって思っていたから。』
「聖良の家はお兄さんがいるんだろう?今日は迎えに行くのはまずいかな。」
『うん、絶対に止めたほうがいいと思う。室温もかなり低下気味だし…。』
「室温?暖房でも壊れているのか?」
『え…?あっいえっ…。何でもないんです。ちょっと独り言…。あははっ、あたしが先輩の家の近くまで出て行きますから場所教えて下さい。」
そう言えば俺が住んでいるマンションの事も聖良には何も話してなかったな。
聖良に限らず暁と響しか知らない事実だし、誰にも話すつもりはなかったけど。
「じゃあさ悪いけど市立武道館まで、出てこられるか?俺の家から近いんだけど…。」
『今からだったら、30分位かかるけど…良いですか?』
「うん、良いよ。先に行って待ってるから。」
携帯を切って、暫し考え込む。
今まで言えなかった事を聖良に話そう。聖良のことももっと知りたい。
身体を求める前に俺達はもっと心を結ばなくちゃいけない。
聖良のこと何にも知らないで結ばれるなんて…やっぱり嫌だもんな。



