【長編】Love Step~冷血生徒会長×天然娘の恋愛初心者ステップアップストーリー~

なんていうのは建前で、聖良の色っぽ可愛い仕草を見ていると抱きしめたくなったりキスしたくなるのは日常茶飯事で、実際は俺の強靭な理性もかなりヒビが入りつつある。

後どの位我慢できるだろうな。

聖良の前では得意のポーカーフェイスも何処へやら、すっかり腑抜けと化してしまう俺を親友の暁と響は笑うけど、しょうがねぇじゃん。

聖良のあの純粋な瞳を見ちまったら微笑む以外に何ができる?

俺がフッと薄く微笑むだけで満面の笑顔で嬉しそうに俺を見上げてくるんだぜ?


そりゃもう、天使の笑顔って奴で。



~~♪



聖良だ。

外泊の件OKもらえたかな。まあ、もしもダメといわれてもガッカリしないよう心の準備はしておこう。

そう考えつつ携帯を取り上げた。