「できれば…離したくない。ずっとこうして聖良を抱いていたい。」
「放課後までですか?」
「いや。一生…。俺の一生をかけて聖良の人生を丸ごと抱きしめていたいよ。」
「…っ、龍也先輩?」
「まるでプロポーズみたいだな。何言ってるんだろう俺。」
「うん…ビックリしちゃうじゃないですか。この年でプロポーズなんて…。」
「おかしいかな?俺はずっと聖良と生きていきたいけどな。今すぐプロポーズはもちろん無理だってわかっているけど、いずれ…。な?」
「龍也先輩…。」
龍也先輩があたしを抱きしめる腕に力をこめた。ギュッと締め付けられるように胸が切なくなったのは先輩の言葉のせいだったのかな。それとも腕の力強さだったのかな。
「これからたくさんの時間を一緒に過ごして、思い出をいっぱい作ろうな?俺の隣りにはいつだって笑顔の聖良にいて欲しいんだ。」
「…はい。約束します。いつだって先輩の傍にいます。たくさん思い出を作って心の中にたくさんの先輩を閉じ込めておきたいの。あたし、ずっと先輩と一緒に歩いていきたい。」
先輩の胸に頬を寄せてぬくもりを感じるようにして瞳を閉じる。
優しく髪を弄ってくれるこの指が大好き。
静かに髪を剥きながら髪に唇を寄せるのを感じる。暖かい息が掛かってその部分からゾクッと痺れが走った。
この感覚も何だか久しぶりだと感じてしまう。
まだ、恥ずかしいけれど、それでももっと感じていたいと思っている自分を否定する事も出来ない。
心も身体も少しずつ先輩を受け入れる準備を整え始めているのを感じ始めている。
「放課後までですか?」
「いや。一生…。俺の一生をかけて聖良の人生を丸ごと抱きしめていたいよ。」
「…っ、龍也先輩?」
「まるでプロポーズみたいだな。何言ってるんだろう俺。」
「うん…ビックリしちゃうじゃないですか。この年でプロポーズなんて…。」
「おかしいかな?俺はずっと聖良と生きていきたいけどな。今すぐプロポーズはもちろん無理だってわかっているけど、いずれ…。な?」
「龍也先輩…。」
龍也先輩があたしを抱きしめる腕に力をこめた。ギュッと締め付けられるように胸が切なくなったのは先輩の言葉のせいだったのかな。それとも腕の力強さだったのかな。
「これからたくさんの時間を一緒に過ごして、思い出をいっぱい作ろうな?俺の隣りにはいつだって笑顔の聖良にいて欲しいんだ。」
「…はい。約束します。いつだって先輩の傍にいます。たくさん思い出を作って心の中にたくさんの先輩を閉じ込めておきたいの。あたし、ずっと先輩と一緒に歩いていきたい。」
先輩の胸に頬を寄せてぬくもりを感じるようにして瞳を閉じる。
優しく髪を弄ってくれるこの指が大好き。
静かに髪を剥きながら髪に唇を寄せるのを感じる。暖かい息が掛かってその部分からゾクッと痺れが走った。
この感覚も何だか久しぶりだと感じてしまう。
まだ、恥ずかしいけれど、それでももっと感じていたいと思っている自分を否定する事も出来ない。
心も身体も少しずつ先輩を受け入れる準備を整え始めているのを感じ始めている。



