「聖良、キスしてもいい?」
先輩は綺麗な顔を寄せて、甘く痺れるような声で問い掛けてきた。
へ…キス?
何を言っているんですか?
冗談ですよね?
告白されただけで一杯一杯ですよ?
あ、またあたしをからかっているとか?
そういう冗談はやめましょうね、先輩。
「聖良、好きだよ」
あたしの唇に指で触れ、そっとなぞる。
その仕草が凄く色っぽくて、ゾクリと感じたことのない寒気が走った。
ピクンと体が跳ねて自分でも驚いてしまう。
キス…本当にしちゃうの?
えっと、いつ目を瞑ればいいんだろう?
あれ?首ってどっちに向ければいいの?
息って止めていればいいのかな?
オロオロするあたしを見て、龍也先輩は凄く優しい目で微笑んだ。
わぁ…、この顔好きだぁ。
一瞬ぼうっと見とれていたから次の瞬間唇に柔らかいものが触れているのを感じるまでに時間がかかったんだと思う。
目を閉じるタイミングとか
首を傾ける角度とか
そんな事考える必要が無かったってすぐに解った。
先輩が気持ちのこもった優しいキスを教えてくれたから。
最初は唇を重ねるだけのキス。
つぎに、啄むような優しいキス。
少しずつ、弄ぶような焦らすキスに変わっていく。
すごい…
…キスってこんなにバリエーションがあったのね?
軽い電流が流れるような、ピリピリした快感が、あたしの背中から頭に向かって何度も走っていく。
啄むように優しく何度も触れては離れる龍也先輩の唇。
それはとても優しくて
いつもの龍也先輩の意地悪な姿がウソのようで戸惑ってしまう。
次第に頭がボウッとしてきたあたしの口からは
気が付けば甘い声が漏れていた。
先輩は綺麗な顔を寄せて、甘く痺れるような声で問い掛けてきた。
へ…キス?
何を言っているんですか?
冗談ですよね?
告白されただけで一杯一杯ですよ?
あ、またあたしをからかっているとか?
そういう冗談はやめましょうね、先輩。
「聖良、好きだよ」
あたしの唇に指で触れ、そっとなぞる。
その仕草が凄く色っぽくて、ゾクリと感じたことのない寒気が走った。
ピクンと体が跳ねて自分でも驚いてしまう。
キス…本当にしちゃうの?
えっと、いつ目を瞑ればいいんだろう?
あれ?首ってどっちに向ければいいの?
息って止めていればいいのかな?
オロオロするあたしを見て、龍也先輩は凄く優しい目で微笑んだ。
わぁ…、この顔好きだぁ。
一瞬ぼうっと見とれていたから次の瞬間唇に柔らかいものが触れているのを感じるまでに時間がかかったんだと思う。
目を閉じるタイミングとか
首を傾ける角度とか
そんな事考える必要が無かったってすぐに解った。
先輩が気持ちのこもった優しいキスを教えてくれたから。
最初は唇を重ねるだけのキス。
つぎに、啄むような優しいキス。
少しずつ、弄ぶような焦らすキスに変わっていく。
すごい…
…キスってこんなにバリエーションがあったのね?
軽い電流が流れるような、ピリピリした快感が、あたしの背中から頭に向かって何度も走っていく。
啄むように優しく何度も触れては離れる龍也先輩の唇。
それはとても優しくて
いつもの龍也先輩の意地悪な姿がウソのようで戸惑ってしまう。
次第に頭がボウッとしてきたあたしの口からは
気が付けば甘い声が漏れていた。



