そう、入学してすぐの頃、この生徒会室のすぐ横にある芝生でクラスメイトと話していたことがある。
あたしはキスもしたことがない。
それを幼いってみんなにバカにされたんだ。
えっちについてもあんまり知識が無いから、友達の話にもついていけなくて…。
あたしは自分が何も知らないんだって、とても恥ずかしく思ったんだ 。
友達はあたしはそのままがいいって言ってくれたけど
あまり知識のなさ過ぎるのも、好きな人ができた時に呆れられちゃうんじゃないかって、とっても不安になった。
「うん、聞こえたんだよ偶然ね。それで聖良に興味を持ったんだ」
「そんなに前からあたしを知っていたんですか?」
「少し前から気にして見ていた。そしたらあの日階段の上から落ちてきて…。
思わず抱きとめようとしたんだけど、バランスが悪くて一緒に転んじまった。
情けないよな?」
あたしは先輩の気持ちがうれしくて、ぷるぷると顔を振って満面の笑みで答える。
「そんなことないです。あたし、先輩に助けてもらえて嬉しかったです。」
先輩は、そう?と嬉しそうに微笑んで続けた。
「実際の聖良を知って嬉しかった。聖良がそこいらの女の子たちとは違うって思えたから」
「嬉しかった?」
先輩はクスクス笑いながら
「だって聖良に男を教えるのは俺しかいないって思ったから」
…って言った。
耳元でそんな風に言わなくてもいいと思います。
首筋まで赤くなっているのかもしれない。
頬も耳も首も熱いんだもの。
「そうだろ?違う?」
って、あたしに聞いてくるけど…
それってすごい発言ですよね? 龍也先輩
あたしはキスもしたことがない。
それを幼いってみんなにバカにされたんだ。
えっちについてもあんまり知識が無いから、友達の話にもついていけなくて…。
あたしは自分が何も知らないんだって、とても恥ずかしく思ったんだ 。
友達はあたしはそのままがいいって言ってくれたけど
あまり知識のなさ過ぎるのも、好きな人ができた時に呆れられちゃうんじゃないかって、とっても不安になった。
「うん、聞こえたんだよ偶然ね。それで聖良に興味を持ったんだ」
「そんなに前からあたしを知っていたんですか?」
「少し前から気にして見ていた。そしたらあの日階段の上から落ちてきて…。
思わず抱きとめようとしたんだけど、バランスが悪くて一緒に転んじまった。
情けないよな?」
あたしは先輩の気持ちがうれしくて、ぷるぷると顔を振って満面の笑みで答える。
「そんなことないです。あたし、先輩に助けてもらえて嬉しかったです。」
先輩は、そう?と嬉しそうに微笑んで続けた。
「実際の聖良を知って嬉しかった。聖良がそこいらの女の子たちとは違うって思えたから」
「嬉しかった?」
先輩はクスクス笑いながら
「だって聖良に男を教えるのは俺しかいないって思ったから」
…って言った。
耳元でそんな風に言わなくてもいいと思います。
首筋まで赤くなっているのかもしれない。
頬も耳も首も熱いんだもの。
「そうだろ?違う?」
って、あたしに聞いてくるけど…
それってすごい発言ですよね? 龍也先輩



