「いらっしゃいませー」
お。
今日もいるいる。
原田さん。
下の名前なんていうのかなぁ。
「こんにちは!」
俺は満面の笑みで原田さんに話し掛けた。
「…こんにちは」
ちょっと不審者をみるような感じでみてきた。
「俺!原田さんのこと諦められないんです!」
「ぷっ…」
…………ん?
ぷって…?
「あ、ごめんごめん
あなた、あたしの何を好きって思うの?」
…あれ?
何か話し方が違う気が…
「どうせ外見でしょ?あたし、そーゆうの嫌い。それにあたし彼氏いるって言ったよね」
冷たい話し方で俺の目を真っすぐにみて言った。
「…あー、そうなんですけど…」
俺は何を言っていいのか解らなくなった。
「ガキには、興味ないの」
あなた
誰ですかぁ−−−−?!

