「俺ッッあなたに一目惚れしました!付き合ってください!!」








「彼氏いるから。ごめんね」




うそーん…


玉砕……




「ごめんね」



申し訳なさそうに眉毛を少しさげて笑顔でレジの方に行ってしまった。




「ちーん。勇貴振られてやんのッッ」



「ってか告んの早かったつっの!」





だって…



俺思い立ったら即行動派だし。



それに…


俺、自分でいうのもなんだけどそこそこモテるし…



だから妙な自信があったんだよ。




あ−!もう!



やっちまった…








「…ほら、いくぞ」


俺はあからさまに落ち込んでいたから、見兼ねた真次が声をかけた。


俺は頷いて店を出ようとした。



ドアの前のレジを通る時にちらっとお姉さんの方を見た。






素敵な笑顔…












………無理ッッ!




すぐに好きになっちまったけど




そんな簡単に諦められっかよ!!





絶対に振り向かせて見せる!