薔薇姫-バラヒメ-



「…そーだな」


頬杖をつき、あからさまなため息と共に、レオはそう言った。


そのすぐ後に、チラリとあたしを見る。



視線を向けられたあたしは、思わず過剰に反応してしまう。


「ななななっ、何!?」


「俺よりも、メイがなんとか出来るんじゃね?」


あたしの反応に苦笑しながら、レオが言った言葉に、あたしは眉根を寄せた。


「…それって、勝負受けろってこと?」


「ん―…、まぁ、話し相手になってやって」


さっぱり意味がわからない。


話し相手って…


マレッタが話聞かないんじゃ、どうしようもないのに。


「………わかった」


レオの謎な発言に悩まされながらも、あたしは短くそう返事をすると、レオの部屋を後にした。