「ボーとしてたのが悪いんだろ!帰るぞ」



悪びれた様子もなく鞄を持つ真人。




はっ?




時計を見ると、とっくに6限は終わっていてすでに放課後になっていた。




「置いてくぞ…」



それだけ言うと一茶はスタスタと歩いていく。


それに続けて真人も歩く。



「ち、ちょっと!待ってよ〜!!」



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