「風和、もう大丈夫だよ?」 祢六は自分のカーデガンを脱ぎそっと肩にかけて、乱れたブラウスを直す。 「いって……またお前か…」 ビクッと全身が震える。 足に力が入らなくなりガクッと倒れ込む。 口に手をあて起き上がる立川くんの瞳は祢六を捕らえる。 「立川くん?……アンタやり過ぎだよ」 .