ハジケ飛べ☆



「ぇえっ!!

ヒロくんのことひっぱたいちゃったの…………!?」


アキはすごく驚いた顔をしている。


私はマスターの店のソファーに寝っ転がって首を縦に振った。


「ヒ……ヒロなんか知らないもん!!!」




アキはハァーとため息をついて私に近付き話かけてきた。

「そっか……………


ユウはいいの?ヒロくんと距離が出来ちゃうよ……?」


私は距離の言葉に反応したが、アキにバレないように後ろを向いた。


「……知らない…もん………」


アキはそれからヒロのことには触れなかった。