休み時間が終わる。 わたしは、 「おねえちゃんに可愛いシール持ってるかどうか聞いてみよう!」 などと、そんなことばかり考えながら自分の席につく。 途中、休み時間が始まる前と変わらずそこにいる有香ちゃんの前を通り過ぎる。 有香ちゃんは何も話さない。 そして、わたしも有香ちゃんがそこにいることさえ気にも留めない。 その時、 カシャン、と有香ちゃんの筆箱が落ちた。 可愛いシールのことで頭がいっぱいのわたしの服が、有香ちゃんの筆箱にひっかかったのだ。