黙ったままのさっちゃんに、わたしは続けた。


「さっちゃん、最近おかしいよ?文句ばっかり言ってるよ?」


「……無視されれば、誰だってこうなるよ」


「わたし達も無視されてるけど文句言ってないし、今仲良しのグループの友達に怒っても仕方ないよ?」


「そんなに、わたしが悪いの?」


「そんなこと言ってないよ!さっちゃんと同じように、みんな辛いけど我慢してる。だから、みんなで楽しく過ごしたいよ」


「わたしは文句言いたくなるほど辛いんだよ!我慢出来るみんなはわたしと同じほど辛くないんだ!」


思わずさっちゃんが叫ぶ。