鈍感彼女と無口な彼氏 ★番外編★



「早く行こう」と言って、私は飛鳥の服の裾をつかんで引っ張った。


すると飛鳥は私から視線をはずして、困惑気味に言った。



「…いーの?お父さんたち」



…私、わざと無視したんだけどな。


そう思ったけど、飛鳥がそう言うから、仕方なく金魚すくいに目を向けた。




─けど、




「いない」



は!?どこ行ったの、あの二人!!


キョロキョロと見渡してもやっぱり二人の姿が見当たらない。



「…行こ」



あんな自由な奴ら知るかッ!




私は再度飛鳥を引っ張ると早歩きでその場から退いた。



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