鈍感彼女と無口な彼氏 ★番外編★



「冗談だよ。こんなに持って帰れないし。全部返す」



飛鳥はクスッと笑ってそう言うと、掬った金魚を全て水槽の中に戻した。


もう、そんな風に言われたら冗談でも何でも許しちゃうよ!



全て戻し終わると、飛鳥はまたニコッと笑った。



あぁ、飛鳥…かっこいー…。




…あれ?


でもさ、お店の人にとったら、これって商売になんないんじゃないの?





「……」





…まっいっか!


お金は払ったし、それに一気に金魚を取られずに済んだんだから、むしろ良かったじゃん!



「美緒?」



私が俯いていると、飛鳥が私の顔を覗き込んだ。


「ん?何でもないよ!さて、次はどこ行く?」




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