私と飛鳥は賑わっている屋台に来た。
「焼きそば♪焼きそば♪」
「…はいはい」
飛鳥はため息をつきながら私の手を引っ張る。
なんか私たち、カップルって言うか…
…子供と親みたい。
「そうだね」
「えっ!?」
驚いて飛鳥を見ると、口を手で覆いながら笑っていた。
「子供みたい」
飛鳥はそう言ってまだ笑っている。
どうやらツボにはまったらしい。
…そんなに笑わなくてもいいじゃん。
私は頬を膨らませながら飛鳥を睨んだ。
「ごめんごめん。ほら、焼きそば食べんだろ?」
まだ笑ってるけど、私の視線は飛鳥ではなく焼きそばに向いた。
目の前にはおいしそうな焼きそばが置いてある。
「わぁー!おいしそぉ…」
私が焼きそばを見ながらそう言ってるとトントンと肩をたたかれた。
「はい。焼きそば」
振り向くと飛鳥が焼きそばを持っていた。
それを私の前に差し出して、ニコッと笑っている。


