鈍感彼女と無口な彼氏 ★番外編★




私は一階に降りてリビングに行った。



けど、肝心なあの方…お母さんが見当たらない。



「おかあさーーんっ!」


私は大声でお母さんを呼んだ。






「みーおーーっ!」



すると直ぐに返事が返ってきた。



「お母さぁん!!!」


「美緒ー!!!」








…どこにいんだよ。


名前呼び返すだけじゃなくて、出て来てほしいんだけど。




「美緒ー!」



まだ言ってるし。




マジで何処にいるの?














「美緒の真後ろ…」



「ギャッ!」




「あら美緒。大丈夫ぅ?」



大丈夫じゃねぇぇ!


…はぁはぁ。し、心臓に悪い。


い、いきなり現れないでよ。



死ぬかと思った。


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