「チビ美緒うるさい。出てって!」
…美智瑠のせいだろ!
ったく、少しでも尊敬した私が馬鹿だったよ。
けどまぁ、目的は果たしたし、そろそろ出てってやるか。
私は部屋を出て行く前に美智瑠が貸してくれた浴衣をジーッと見た。
…かわいー。
「美智瑠がこれ着てたなんて全然想像つかない。ってか想像したくなーい!」
ゴンッバコッ
バンッ!
廊下に追い出されました。
あ、でもちゃんと浴衣は手に持ってるから安心して下さい!
これでお祭りに行けるね!
後は着付けなんだけど…
あの方に頼むか。
私は殴られた頭を撫でながら一階に降りる階段に向かった。
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