鈍感彼女と無口な彼氏 ★番外編★




「チビ美緒うるさい。出てって!」



…美智瑠のせいだろ!




ったく、少しでも尊敬した私が馬鹿だったよ。





けどまぁ、目的は果たしたし、そろそろ出てってやるか。




私は部屋を出て行く前に美智瑠が貸してくれた浴衣をジーッと見た。





…かわいー。



「美智瑠がこれ着てたなんて全然想像つかない。ってか想像したくなーい!」




ゴンッバコッ


バンッ!














廊下に追い出されました。


あ、でもちゃんと浴衣は手に持ってるから安心して下さい!



これでお祭りに行けるね!




後は着付けなんだけど…




あの方に頼むか。





私は殴られた頭を撫でながら一階に降りる階段に向かった。




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