しかも氷が大きいから頭ガンガンで痛いんだけど。 「美緒。」 俺が美緒を呼ぶと美緒は俺の近くまで来た。 「何?飛鳥。何でも言って!私何でもするから。」 「じゃあ…」 「この氷下ろせ。余計頭痛い。」 「…はい。」 俺がそう言うと美緒は渋々氷を外した。 「熱があったから…氷必要だと思ったんだもん。」 なんてぶつぶつ文句を言いながら氷を捨てに行った。 いや、熱があるから氷は有り難いよ。 けどさ、大きさ考えろよ。デカすぎ。 はぁ…。絶対朝より風邪が酷くなったな。 .