「キャァー!飛鳥!飛鳥!大丈夫!?あすかぁ!死なないでぇぇ!」
美緒はそう言ってネギを外した。
…死にそうになったのは美緒のせいだろ。
もう少しで窒息死するところだった。
はぁ。やっぱり駄目だ。
美緒に看病してもらうのは止めよう。
その方が絶対に早く風邪が治るし。
「美緒、もういい…」
「んー。ネギが駄目なら次は…」
美緒は俺の話を無視して一人考え始めた。
「美緒。マジでやめ…」
「あ!氷!氷で冷やせばいいんだ!」
「……。」
うん。それならいいや。
良かった、まともな事で。また変な事言い出すのかと思った。
まぁ最初にそれを思いついて欲しかったけど。
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