変わりたい *可愛いお姫様*



唇に感じる違和感。


「…?」


「はい、いいよ!目開けてー」


言われる通り、目を開けると、

飛び込んできたのは、鏡越しの自分の顔。


いつも見慣れているはずの小さめな唇は、

ピンク色でキラリと輝いていた。



「お気に入りのグロス!ひなは、色白だからやっぱり似合ってる!」


満足げに笑う瑠璃ちゃん。


その唇にも同じ色の綺麗なグロスが塗られている。



私の視線に気付いた瑠璃ちゃんは、

「お揃いだねー」って嬉しそうに笑ったんだ。