雪はゆったりとアスファルトまで落ちて行き、静かに消えた。
落ちては消え、また落ちては消えた。
シュンの言葉の後、俺が数えられたのは23回。
あとは知らない。
「……理由」
俺は一言、シュンに言った。
『どうしてだよ!?』『なんでいきなり!?』
そんな風に、ありきたりな青春ドラマみたく、叫んだり掴みかかったりはしなかった。
なんとなく、こうなると分かっていたし、叫んだところで何かが変わるとは思えなかった。
ただ、シュンの口から理由を聞きたいと、単純に思ったから、聞いた。
落ちては消え、また落ちては消えた。
シュンの言葉の後、俺が数えられたのは23回。
あとは知らない。
「……理由」
俺は一言、シュンに言った。
『どうしてだよ!?』『なんでいきなり!?』
そんな風に、ありきたりな青春ドラマみたく、叫んだり掴みかかったりはしなかった。
なんとなく、こうなると分かっていたし、叫んだところで何かが変わるとは思えなかった。
ただ、シュンの口から理由を聞きたいと、単純に思ったから、聞いた。



