「ハァッハァッハァッ……あれは、いったい…」 地下牢で起こった不思議な現象。 初めて見た、殺人現場。 陽菜は混乱し、頭を抱えて恐怖に震えた。 呪いの館へ入ってしまった。 屋敷から出られても。 自分は呪われてるに違いない。 現に、屋敷に入って生き残った者はいないと伝えられている。 一緒に来た、クラスメートまであの姿だ。 自分には、もっと恐ろしい現実が待っている。 陽菜はそう感じた。 そして、あの床からの光の粒も考えながらも、陽菜はお風呂場へ向かった。