アキに呼ばれてハッとする。
「もうちょっと待ってて」
また止めてしまっていた手を動かし始める。
駄目だ、あたし何を考えてるんだろう。
最初からペース握られてばかりだ。
気付けば天使の存在を認めてるうえ、受け入れてしまってる。
目の前で飛ばれちゃ否定しようがないというのも本音だけれど。
でも、あたしを何から助ける、なんてもう無理なんじゃないかな。
もう助けようがないんだから。
堕ちるところまで堕ちてしまったあたしに今さら何をしてくれると言うんだろうか。
天使って、結局よくわからない。
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