せっかく知り合えたんだもん。 チャンスを逃すことだけは、どうしてもしたくないんだ。 「そっか… そこまで言うなら、応援する」 三宅さんは、あたしの真剣な想いを受け止め、笑ってくれた。 三宅さんと別れ、 あたしは茅くんの働く、コンビニへと向かった。 コンビニの外から、中を覗く。 二つ並ぶレジには、 いつもいるはずの、茅くんの姿はなかった。 今日に限って、いないなんて。 諦めろ、ってことなのかな。 悲しさのあまり、涙が溢れそうになっていると。