あの子に伝えたい








小さい頃から一緒だったうちら



確か……
三歳?だったかな?



性格は正反対で

あの子がああすれば私はこう


私がああすればあの子はこう



何でも反対のことをしたがった。


得意なことも


好きな教科も


全然違って

お互い何も言わないけど

はっきり言って好きじゃなかった



でも何時からなんだろう?

何でも許しあえて

第一むかつくことがないし、喧嘩もしたりしない


仲がいいか悪いか


そう言われるとわからないけど、
私達はいて当たり前の存在


うーん、例えるなら
何なのだろう?


CDとCDケース?だろうか?


しかし、固定はされてない。




どちらもCDになるし、ケースにもなる

お互いが守り会う存在



片方が傷ついちゃいけない時は、当たり前に側にいながら、守るような


不思議な存在




私は何回も助けられた


私もあの子を何回も助けた



でも本当はお互いわかってる


それが当たり前じゃないこと

でも今更恥ずかしくていえないのも


私達だ






だから、今ここで……














あの子に伝えたい














ありがとう