悠翔さんに、○○公園まで送ってもらった。
「ありがとうございました」
私は頭をペコッと下げた。
「敬語はやめようね。俺たち付き合ってんだから」
悠翔さんがニッコリ微笑む。
「ゴメンなさい……」
「ほら~。また敬語使ってる。それから謝るのもやめよ。悪いことしたら謝るのは当たり前だけど、雪は何も悪いことしてないんだからさ」
「あっ、ゴメ……あっ……」
私は手で口を押さえた。
「今、ゴメンなさいって言おうとしたろ~」
悠翔さんが笑いながら私のホッペをツンツンつついてきた。
私はそれがおかしくて笑った。
その時、悠翔さんが私を抱き寄せた。
「あのさぁ……俺にもっと甘えてよ。ワガママ言ってよ……」
と、耳元で囁いた。