17時になって、服を着替えて皆に挨拶して外に出た。 駐車場に車を止めて、ドアに寄り掛かりタバコを吸ってる彼の姿が目に入ってきた。 カッコイイ……。 心臓が"トクン"と1回鳴った。 「あっ!バイト終わった?」 彼が私に気付いて、手を振りながら言った。 私は彼のとこに行く。 携帯灰皿にタバコを押し付ける彼。 「あ、はい……でも……」 俯く私。 「もしかして……俺と食事に行くの……イヤ?」 私の顔を覗き込むようにして言った。 私は首をブンブン左右に振った。 イヤなわけないじゃん。