貧乏姫と金持ち王子





「これ……お店のでしょ?」


「いいんです。こんなことしか出来ないから……」


「ありがとう。じゃー1枚だけもらっとく」



彼は、大量のクーポン券の中から1枚だけ抜き取った。



「本当に1枚だけでいいんですか?」


「うん。ありがとう」



彼がニッコリ微笑む。