貧乏姫と金持ち王子




彼は財布からお金を出して、カウンターの上に置いた。


私はホットコーヒーを用意して彼に渡した。



「スマイルは?」



彼が言う。



「あっ!ゴメンなさい」



私はそう言うと、彼にニッコリ微笑んだ。



「可愛いよ」



彼はそう言って、ホットコーヒーが入ったカップを持って扉に向かって歩き出した。