貧乏姫と金持ち王子


私の体は震え出した。


まるで真冬の外に裸でいるようにガタガタ震える体。


どうして?


凜ちゃんと彼は兄妹なの?



「凜、ご苦労だったな」



彼がニヤリと笑う。



「お兄ちゃん!佐藤さん連れて来たんだから、iPod買ってよ!約束だからね!」


「わかってるよ」



私…騙されてたの?


凜ちゃんは、ここに連れて来るために私をランチに誘ったの?


何で今まで気付かなかったんだろう。


とにかく…。


早くここから逃げなきゃ…。