「なぁ…一緒にお風呂入ろっか?」
悠翔さんが、私の体をそっと抱きしめる。
「えっ?」
顔を上げて悠翔さんの顔を見る。
一緒にお風呂って…。
全身見られちゃうってことよね…。
逆に悠翔さんの体も見えちゃうわけで…。
「い、いい!」
「どうして?」
「だって…恥ずかしいから…」
「別に恥ずかしがることないじゃん。俺、雪の裸なら何回も見てるし」
悠翔さんが笑う。
だって…エッチの時には、照明を落として薄暗くしてるし…。
「お風呂は明るいじゃん。だから恥ずかしいの!」
「や~だ!雪と一緒に入るって決めたからな。お湯入れて来るから」
悠翔さんはそう言うとリビングを出た。
どうしよ…恥ずかしいよ~。
電気を消して入るわけにはいかないし…。