それから私たちはいろんなゲームで遊んだ。


車のゲームでは、悠翔さんのプレイにギャラリーが集まって来るくらい。


太鼓の達人も初めてやってみて凄く楽しくて面白かった。



「そろそろ行こうか?」


「うん」



悠翔さんと手を繋いで、ゲームセンターを後にした。



「明日、バイト?」



運転しながら悠翔さんが聞いてきた。



「うん」


「明日、送って行ってやろうか?」


「へっ?」



私は悠翔さんの横顔を見る。


それって…泊まって行けってこと?



「それって…」


「泊まって行く?ってこと」



悠翔さんがチラッと私を見る。