「雪?大丈夫?」



車を運転しながら悠翔さんが聞いてきた。



「う、うん…。悠翔さんも大丈夫?あの人と知り合い…なの?」



私は疑問に思ってることを言った。



「颯斗とは高校大学の時の同級生なんだ…」


「えっ…」



悠翔さんは、溜め息を吐く。


悠翔さんとあの人が同級生だなんて…。


あの人は私に何か言いたそうだった。


それを制止した悠翔さん。


悠翔さんとあの人の間で過去に何があったんだろ…。


確か『昔から俺の大事なものばかり奪う』とか言ってたけど…。


聞かない方がいいよね…。