貧乏姫と金持ち王子


悠翔さんと手を繋いで、一緒に会社へ行った。


外で、男性が車を洗車してる。



「直井くん、おはよ」



悠翔さんが洗車してる男性に声をかける。



「あっ…おはようございます」



男性が立ち上がる。


男性の目がこっちに向いた。


私は、悠翔さんの後ろに隠れる。



「社長、彼女っすか?」


「そう、可愛いだろ?」



悠翔さんにそう言われて、顔が熱くなる私。



「可愛いっすね」



男性がこちらを見て微笑む。