いつもの用に朝ご飯を作っていく。



「おはよ」



突然、悠翔さんに後ろから抱きしめられた。


ビックリしたのと恥ずかしさで、体が"ビクッ"と反応する。



「何してんの?」


「あ…朝ご飯を…」



怒られる?
私…凄く動揺してる…。



「うまそ~」



悠翔さんはそう言うと、私を抱きしめたままイチゴを摘んだ。



「雪?こっち向いて?」



私はクルッと悠翔さんの方を向く。



「あーんして?はい、あーん」



私が口を開けると、イチゴを口の中に入れてきた。


そして、悠翔さんが私にキスしてきた。


イチゴ味のキス。


悠翔さんが唇を離す。


ドキドキしながら上目遣いで悠翔さんを見つめる。



「美味しい」



と、悠翔さんがニッコリ微笑んだ。