悠翔さんが私の体をそっと離す。



「買い物、行こっか?今の時間だったらコンビニしか開いてないけど」



悠翔さんが腕時計を見る。



「買い物?」


「だって今日は帰りたくないんだろ?」



悠翔さんが私の頭を優しく撫でる。



「……うん」



小さく頷く私。



「それだったら泊まるのに必要な物がいるだろ?」


「そっか…」


「買いに行くぞ」


「…あっ…うん…」



私と悠翔さんは立ち上がり、近所のコンビニへと向かった。