真帆は、高校卒業したらすぐに一人暮らしをし始めた言うてた。
『もしもし?』
意外と早く出た。
「真帆……今日真帆ん家泊まれる?」
『うぇーっ?なんでなんで?』
真帆は驚いてたみたいや。
「ちょっと色々あって……」
『家追い出された……とかっ?ははっ、それはないよなー』
「いや、そうやねん………」
『えぇええぇえ!!!!!ええよええよ、うち来な!』
すごくうるさかった。
だけどありがたい。
「ありがとう」
そう言って電話を切った。
えみりも電話してた。
「誰に電話してるん」
えみりはニコニコしながら、
「彼氏♪ゆかりにはどうせおらんだろ」
憎たらしい妹や。
ほんまにオカンとこ行ってくれたら良かったのに…。


