いつも笑わせてくれる貴族





「ただいま…………」



また今日も帰るのが遅かった。


きっとまたオカン怒るやろな…。
はぁ………。

「もうご飯なんてないよ!!」

怒鳴り声がリビングに響く。


「…………ったく、あんたなんていなけりゃ良かったわ………」

そう言ってオカンは私を壁へとぶつけた。

えみりはクスクス笑ってる。




「おい、やりすぎやろ」


「?」

オトンが、勢いよく椅子から立ち上がってオカンに言った。

えみりも、オトンの行動に唖然としてる。

「何?ゆかりが悪いんやろ」


「ゆかりだってそういう時期なんや。それくらい許してやれや」


「なんでオトンが口挟んでるん?」

えみりが言った。

「そうや。関係ないやん」


「お前も首突っ込むな!!」

オトンがえみりに本格的に怒った。
えみりは、肩をすぼめる。

どうやらほんまにヤバいと思ったな。


「えみりに怒んといてくれる!?」

オカンはえみりを自分の肩によせた。


「だったらゆかりに暴力すんなや!!」


「ゆかりなんて目障りなんや。じゃあ二人で出てってくれない!?」

オカンも頭に血が上ってる。
かなり二人は怒ってた。

「何言ってるんや!!オカン出てけ!!俺が二人育てる!!」