いつも笑わせてくれる貴族



ガラッ。

瀧口が帰って来た。


「ちょっと帰らないといけなくなった…。だからごめん!」


「ん、ええよ」

私は瀧口と目を合わせることなく、構造の紙を見ながら考えとる。

「ごめんなっ」

瀧口は勢いよくドアを開けて、帰ってった。

そんな急用やったんや。