いつも笑わせてくれる貴族





「ゆかり、はよう」
希由がいた。
でも一つ殺風景なコマがあった。


「……今日も恵美来てないん?」

真帆が不思議そうに言う。

「まぁ、明日来なかったらゆかり家行ったれ」

希由がニマッと笑った。
私は返事なく席に座る。
真帆が隣で後ろが瀧口やから、気が狂う。

でもいつもと変わりなく、意外と静かなこの場所。


真帆と話す事もないから、携帯を開く。
ニュース欄を見ていた。


すると見たことのある文字が目に映った。





“クラウンズ石田、まさかの彼女!?”


というのだった。
私は一瞬ものすごい驚いた。

詳細を見ると、写真は載ってなかったが、色々書かれていた。