いつも笑わせてくれる貴族



「は?何?」

私は恵美を見ると、恵美は目見ひらいとって、遠くを見てる。


「瀧口やん!」

恵美が素早く立つ。

確かに会館から出てきた瀧口。
恵美は、まさかと思ったらしい。



「瀧口!何しとんねん!」
恵美がワンピースを揺らして、瀧口の元まで走る。


すると瀧口は、こっち見て驚いてた。


「や、な、なんでお前らここにいんだよ!?」

「今日お笑いのライブ見にいってん」



「え!?まじかよ…」


恵美はその大声にキョトンとする。



するとそこで恵美の携帯に着信がきた。

「あ……、電話きたし。ちょっと向こう行ってくる!」

電話番号の表示される部分を隠してるような、そんな感じの態度で会館を少し離れた所まで行った。




恵美が電話に出る姿を見た瀧口の視線は、私に変わった。
バチッと目が合った。



「なぁ、お前もなんでここにいんだよ?」


「恵美に誘われてん」


すると恵美が座ってた所を、瀧口が埋めた。

なんやねん。
このグルグル眼鏡。
彼氏気取ってんな。
周りには人はいないからええねんけど。


「大谷、お笑い好きだったの?」


「好きちゃうわ!!嫌い」

ぷんとそっぽを向く。

「そうなんだ」