いつも笑わせてくれる貴族


――…








暫くして30分待っとったら、やっと開演した。



恵美はむっちゃ興奮しとる。



「うわー……っ」





席で座って、パンフを見とる恵美がなんか驚いとる。

周りの人達もかなりガヤガヤしとって…。


「どしたん?」

声を掛けると恵美はパンフを見つめたまま言う。

暗くて怖いわ!


「石田さんと笹倉さんのネタ一番最後やでぇ……」

あれ?でもこいつはそれ目的で来たんちゃうやろ。

だってあいつがチケット買ったんは、あの二人と知り合う全然前や。


なんや?ただのクラウンズ目的?


前からファンやったん?





頭の中がかなりゴチャゴチャなってヤバいわ。




「何目的でここ来たん?」



「うん……この人やってん」

指差したのは、ピンの人。