いつも笑わせてくれる貴族





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「ぅん…………?」


気付いたら寝てた。

「あれ……?」


目から涙が流れていた。
寝てる時も流しちゃったんか…。



「うわぁ、もう夜…………」

窓を見たら外は真っ暗やった。



私は携帯を手に取った。
時刻は20時12分。


携帯を開くと、着信が一件きてた。


「ん……誰や」



着信履歴を見たら真帆からやった。



私はその着信履歴から真帆に電話した。


なんかあったらどないしよ…。










『もしもし?』



いつも通りの真帆の声。



「どうしたん?電話なんかして…」



『それがな、恵美が、、警察に連れてかれたんやて』



「え?嘘やん…っ!!なんで?」


『なんかなぁ、今日うちん家いきなり男の人とあがってきてん。んでさぁカメラ持ってて急に撮るから警察に電話したらすぐ来たんや。今はきっと事情聴取もされとるんやな。だって恵美、大麻育ててたんやって!!しかも出会い系やっててなんか色々大変な事あったんやろな』