いつも笑わせてくれる貴族



私はズカズカと歩く。



「………えっ、ゆかりこれ……」

真帆が指を差したのは、昨日笹倉さんからもらったネックレス。



「笑?わら?ワラ?こんなネックレスあるんやー!!可愛い!!貰い物?買った?」


「貰い物」

私は後ろにいる真帆に、振り向いてニコッとした。

風がなびいて丁度良い。



「……………………………か、か、か、彼氏おるんっっ!?!?!?つか……笑っとる!!」

「いない」


「な、笑顔やん!笑えるようなったん!?」


真帆はすごい驚いてた。
笑えるようになった私。


皆びっくりするやろうなぁ。


「誰から貰った!?」



「それは……………………………言えへん」


「青春やんけーっ!!」