コスプレ★マニア




 「まさか、体調悪いとか……」

 「何勝手に妄想してんだよ」



 頭上から声がしてシュビッと両手をチ
 ョップの形にし、構える。



 この声は忘れもしない、今朝の奴!



 声のした方を見ると、私が入ってきた
 入り口の上に人影が見えた。



 正確に言うと、入り口は建物になって
 てドアの横に付けられてる梯子によじ
 登ってそこにいるんだろーけど。



 「君そこにいると危ないわよ!」



 その人物に叫んではみるものの、実わ
 私もよくそこで昼寝したものだ。



 「ご心配どーも、今朝は大丈夫でした?」



 ポンッと身軽に着陸した彼は、私の前
 にやってくると冷たく見下ろしてくる。



 やっぱりコイツ……



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