どんどん自己紹介を終えて、マヤの番
になった。
「教師は私の夢であり、それを実現さ
せる為にあなた達と過ごす時間を、
与えられました。夢の第一歩だと思
い、精一杯頑張りますのでよろしく
お願いします…」
すごーい。
拍手が沸き起こり、次に控えた小太郎
は顔を真っ青にしている。
頑張れ、小太郎ッ!
小太郎は両手でマイクを握り締めて、
両目をギュッと瞑っている。
まじで、可愛いぞ〜!
「えっ、えっとですねッ。至らない所
もありますが、宜しくお願いしまふ」
「「「可愛いー」」」
カミカミになった自己紹介は、女性徒
の母性本能をくすぐったのか、一声が
「可愛い」だった。
小太郎、これで人気者だな…。
なんか我が子を嫁に出すみたいな感覚
…。(小太郎は男)
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