姫守の城 (仮)

 閑話休題。
 食後のティーブレイク(僕は食前だが)。隣り合ってお茶を啜る。

「日本人は日本茶だね」

「玄米茶ですけどね」

「むー、いぢわるだよ。まーくん」

「まあ、その意見には概ね賛成です、数少ない僕の個性として生かして行きますよ」

「………」

 ほっぺたがプーしてた。魔神プンスカ降臨。

 …五分経過両者無言。先に折れたのは僕だった。

「僕に用があるんじゃないんですか?」

「あ!そうだった」

「本題を忘れないで下さいよ」

「まーくんよりは非道くないよ」

 酷くない。どっちも的を得てるけど。

「次って薄野でしょ?」

「そうですけど」

「あたしもそっちに絡む事になったから、四露死苦」

「マジですか…」

「まぢですね」

「何故に?」

「んー?さおりんのぉ、お・ね・が・い?」